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【辻子谷水車郷】ハイキングコースのシンボルとして蘇る水力産業の遺産

生駒山頂へと続くハイキングコース「辻子谷コース」の序盤には、休憩ができる小屋と共に一つの特別な存在があります。

それが、辻子谷水車郷です。

かつて多くの水車が営まれていたこの場所は、地元の有志たちの手によって2004年に復元されました。

現在では水車は動いていませんが、その存在はハイキングコースのシンボルとして地域のランドマークとなっています。

今回はそんな辻子谷水車郷について紹介します。

辻子谷水車郷の基本情報

神社名辻子谷水車郷
住所〒579-8012 大阪府東大阪市上石切町2丁目28
HPなし
駐車場あり
最寄り駅近鉄奈良線 石切駅
Googleマップhttps://goo.gl/maps/mSXsqWQf81KBxFHPA

辻子谷水車郷とは?

辻子谷水車郷は、奈良県の生駒山に位置するハイキングコース「辻子谷コース」の始まりにある大きな水車です。

この場所はハイカーたちの休息ポイントとしても知られており、多くの人々が一時の安らぎを求めて立ち寄ります。

辻子谷にはかつて多くの水車があった

辻子谷はかつて、生駒山から流れる谷川の水力を利用して様々な産業に使われる水車が存在していました。

その数は最大で117輌にも及び、地域の工業の中心地として栄えていました。

しかし、電力の普及とともに水車は次第に使われなくなり、その姿を消していったのです。

その後2004年に地元の有志たちの熱意によって地域の伝統産業を守り、後世に伝えるために2004年に辻子谷水車郷は復元されました。

2023年現在の辻子谷水車郷では、水車は回っていません。

しかし、その存在はハイキングコースのシンボルとして多くのハイカーが一休みする特徴的な景観となっています。

蛍のいる場所

辻子谷水車郷では水車の復元だけでなく、地元の有志たちが蛍の保護と生息環境の整備にも取り組んできました。

蛍に住みやすい環境を作るために、地域全体で水質改善などの取り組みを行いました。

地元の一体感と努力の結果、現在では辻子谷水車郷周辺で蛍を見ることができる場所となりました。

少ない数ではありますが、美しい光を放ってくれる蛍は訪れる人々を癒してくれます。

まとめ

今回は辻子谷水車郷を紹介しました。

辻子谷水車郷は地元の頑張りの甲斐があって今後も多くの人々に愛される場所となりました。

自然豊かなこの場所でハイキングついでに一休みしてはいかがですか?

ぜひ、辻子谷の歴史を感じてみてくださいね。

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